作文・構成のコツ〜作文が苦手な人でもサッと書けるようになる!

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作文・構成のコツ〜作文が苦手な人でもサッと書けるようになる!

先日、「作文は好きですか?」と知り合いの子供たちに聞いてみました。
その結果、大半の子から「作文は嫌い!」という答えが返ってきました。
彼らが作文を嫌いな理由は、「書けないから」だそうです。
それでは「なぜ書けないのか」を考えてみましょう。
書けない理由を追求することで、「書けるようになるには何をすれば良いのか」が分かります。

作文が書けない理由

  • 何を書けばいいかわからない。
  • 書くのに時間がかかる。
  • 何を書こうか考えているだけで時間が経ってしまう。

学校の課題で作文が出たときに、時間内に書けなくて宿題になった経験がある人も多いのでは?
学校の作文なら「続きは、お家でやってきてね。」で終わりますが、作文の試験の場合はそうはいきません。
入学試験や就職試験など、最近では作文試験があるところが増えてきましたが、制限時間内に書けないと困りますよね。実際、「入学試験では作文試験の配点が高い」「就職試験では人柄を見られるので、作文を書けないと受からない」という話も聞きます。
そこで、作文が苦手な人でもサッと書けるようになるコツをおしらせします。

作文をさっと書けるようになるコツも含めてこのコラムを書いた高橋純子先生が添削をしてくれます。
ママペディア添削サービス

作文は構成ができれば書けたも同じ!これであなたも作文が得意に!

作文を早く書くコツは、ズバリ「最初に構成を考えること」。
構成は、作文の設計図です。
プラモデルを組み立てるのにも手順があって、順番通りに進めないと完成しませんよね。
作文も同じなのです。

まず、大まかに書くことを決めましょう。
テーマが決まっている作文の場合は簡単です。
テーマを見て思ったこと、感じたことを主題にします。
例えば「家族について書きなさい」と言われたら、家族の一人に焦点を絞って、その人と自分の関わり方やエピソードを書いていけば良いのです。
自由なテーマを出されたときは、自分の好きなことや、苦手なもの、友人との関係などから書きやすいものを探します。
それでは具体的にどのように構成を考えていけばいいのか、ご説明します。

作文、基本の構成〜序論、本論、結論

短い作文の場合は「序論、本論、結論」の3つの部分で構成を考えていきましょう。

例えばテーマが「趣味について書きなさい」であった場合は次のように考えていきます。

 

書く内容 主題との関係
序論 自分の趣味を一つ挙げて説明する 主題(テーマ)を示す
本論 趣味にまつわる具体例を挙げるなど、さらに説明する 主題を説明する具体例を挙げて、説得力のある内容にする
結論 今後、趣味を生かしてどうしたいのか

趣味が将来どのように生かせるのかを書く

主題が、自分の成長や将来にどのように影響するのかを書く

肉付けする内容については、それぞれの項目の部分に箇条書きで思いつくままに書いてみましょう。例えばあなたの趣味が「お菓子作り」だとします。

書く内容 どう掘り下げるか
序論 趣味はお菓子作り なぜお菓子を作ることが好きなのか理由を書く
本論 祖父の誕生日にケーキを作ったこと 具体例を挙げる

祖父はどのように喜んでくれたのか、みんなの反応はどうだったのかを書く

結論 その経験を通して、将来パティシエになりたいという気持ちになったこと 夢を実現するためにどうしたらいいかを書く

ポイントは、「趣味(テーマ、主題)は1つに絞ること」です。

作文を書くときに欲張って「あれも、これも」と盛り込むと「何が書きたいのかがわからない」文章になってしまいますので注意しましょう。
記事の最後に、この構成で書いた作文を掲載しています。
参考にしてくださいね。

作文、基本の構成〜起承転結

少し長めの作文を書くのであれば、「起承転結」の4つの段落にするのをお勧めします。

テーマが「ボランティア」だった場合は次のように考えましょう。

段落 書く内容 主題との関係
起(第一段落) ボランティアについてどのように考えているのかを書く テーマについて説明

 

承(第二段落) 実際にどのようにボランティアに関わっているのか具体例を書く 具体例をあげて説明

 

転(第三段落) ボランティアに参加することが、自分にとってどんな意味があるのかを書く テーマをさらに説明
結(第四段落) 今後、どのようにボランティアに関わっていきたいのかを書く 将来、この経験をどう生かしたいのか

この経験を通してどのように成長したかを説明

 少し長めの作文を書くのであれば、「起承転結」の4つの段落にするのをお勧めします。

テーマが「ボランティア」だった場合は次のように考えましょう。

段落 書く内容 主題との関係
起(第一段落) ボランティアについてどのように考えているのかを書く テーマについて説明

 

承(第二段落) 実際にどのようにボランティアに関わっているのか具体例を書く 具体例をあげて説明

 

転(第三段落) ボランティアに参加することが、自分にとってどんな意味があるのかを書く テーマをさらに説明
結(第四段落) 今後、どのようにボランティアに関わっていきたいのかを書く 将来、この経験をどう生かしたいのか

この経験を通してどのように成長したかを説明

 少し長めの作文を書くのであれば、「起承転結」の4つの段落にするのをお勧めします。

テーマが「ボランティア」だった場合は次のように考えましょう。

段落 書く内容 主題との関係
起(第一段落) ボランティアについてどのように考えているのかを書く テーマについて説明

 

承(第二段落) 実際にどのようにボランティアに関わっているのか具体例を書く 具体例をあげて説明

 

転(第三段落) ボランティアに参加することが、自分にとってどんな意味があるのかを書く テーマをさらに説明
結(第四段落) 今後、どのようにボランティアに関わっていきたいのかを書く 将来、この経験をどう生かしたいのか

この経験を通してどのように成長したかを説明

 

起承転結、序論・本論・結論の文字数の割合は?

さて、起承転結、序論本論結論のように4段落構成、3段落構成にする場合の文字数はどの程度の割合にすれば良いのでしょうか。

起承転結の場合
(適宜調整してください)

 

1割〜2割
3割〜4割
3割〜4割
1割〜2割

 

序論・本論・結論の場合

 

序論 2割
本論 6割
結論 2割

 

以上のように、最初と最後の段落は文字数を少なめにします。
それぞれ二段落第三段落、本論部分を詳しく書くように心がけてくださいね。

起と結、序論と結論の内容について注意すること

冒頭で結論を書く場合に注意することは「冒頭と結論部分の内容が同じにならないように」という点です。
同じような内容になるのは仕方がないのですが、表現は変えましょう。
全く同じだと「くどい」という印象を与えます。

この記事のまとめ

  • 作文の構成は、設計図と同じ
  • 構成が決まらないと作文は書けない
  • 作文の構成は3段落、もしくは4段落構成とする
  • 自分の体験を中心にして書いていくと書きやすい。

(参考)私の趣味

私の趣味はお菓子作りです。私がお菓子を初めて作ったのは幼稚園の頃でした。ある日曜日の午後、母が、
「一緒にクッキーを作ろう」
と誘ってくれました。
それから、二人でお揃いのエプロンをつけてクッキーの型抜きをしたのです。焼きあがったクッキーはとても美味しくて感動しました。そのとき「お菓子を作るのは楽しい。それにおいしいお菓子が作れて嬉しい。」と思ったのを覚えています。それ以来、お菓子づくりが趣味になり暇を見つけては作るようになりました。
先日、祖父の誕生日でした。その数日前のことです。
「おじいちゃん、誕生日プレゼントは何がいい?」
と聞いたら
「ケーキを作って欲しい。」
と言われました。
祖父の誕生日当日、私は朝から張り切っていました。朝一番にスーパーマーケットにお菓子の材料を買いに行き、帰ってきたらすぐに作り始めました。ケーキを焼くのは何度か失敗していたので、スポンジが膨らむかどうか心配でした。スポンジは無事に膨らみ、おいしそうに焼けましたが、本番はこれから。
粗熱をとったスポンジを横にスライスして、生クリームを塗り薄く切ったフルーツを並べました。その上からスポンジをかぶせてケーキの本体が出来上がりました。
そのあとは一番楽しいデコレーション。妹が「私もやりたい」というので一緒にデコレーションしました。
「お店で売っているようなケーキね。」
様子を見にきた祖母が、目を丸くしました。出来上がったケーキは、祖父だけでなく、家族全員が「おいしい。」と喜んで食べてくれました。
私は、今まで自分が食べる分のお菓子だけを作っていたので、人に食べてもらうことがこんなに嬉しいことだとは思いませんでした。そしてその喜びが、「いつかパティシエになりたい。」という気持ちに変わっていったのです。パティシエになれば、大勢の人に私のケーキを食べてもらえます。「大勢の人が私のケーキを食べて幸せな気持ちになるかもしれない。」そう考えただけで嬉しくなりました。
私の夢は、専門学校で勉強して一流のパティシエになることです。一流のパティシエになるのはとても大変だと思いますが、それを実現するために、これからも勉強とお菓子作りを頑張ります。私のケーキを美味しいと褒めてくれた祖父、そして家族にとても感謝しています。