小論文の書き出しをプロが解説

大学受験 高校生
https://nextad-sakubun.com/wp-content/uploads/2018/03/ronbun.koukouseipng.jpg
小論文の書き出しをプロが解説

小論文を書くときに、誰もが悩むのが書き出しではないでしょうか?小論文において、書き出しはとても重要です。
なぜなら、書き出しがよく書けていると試験官が良い印象を持つからです。逆に書き出しが今ひとつという場合は、後半がよく書けていたとしてもあまり良い印象を持たれない可能性も。
それでは、どんな書き出しが試験官に良い印象を与えるのでしょうか。
今回は読み手に良い印象を与えられる書き出しについてご説明します。

小論文の良い書き出しってどんなもの?

小論文の書き出しに悩む人は多いようです。書き出しが決まらないと文章が書けませんよね。

出題パターンによって書き出しは異なる

賛成か反対か

比較的多く見られるのが「その意見に賛成か、反対か」を論じるものです。

ボランティア活動は偽善だという意見があります。
あなたは、それについて賛成ですか?反対ですか?

この場合、冒頭で自分の考えを明確にするのは大切ですが、「私はボランティア活動が偽善という意見について賛成である。」と書くと他の大多数の人と同じ書き出しになる恐れがあります。

自分の考えを述べる前にワンクッション置く

 

「ボランティア活動は善意によって成り立っているというが、私はそうではないと感じている。それは、学生の場合に顕著である。学生は『単位を取るため』『推薦を受けるため』にボランティア活動をする人が多い。そのような考えからボランティア活動をする人に善意があるとは言えない。つまり偽善と言えるのだ。」

いかがでしょうか?
はっきり賛成、反対とは言っていませんが書いた人がどんな考えを持っているのかよく分かりますね。
いきなり賛成か反対かを述べるよりも、読み手に強く訴えかけます。

小論文の書き出しのコツも含めてこのコラムを書いた高橋純子先生が添削をしてくれます。
ママペディア添削サービス

テーマについて論じるパターンで、指示が曖昧な場合は?

賛成か反対か、白か黒かを書くのではなく、「あなたの意見を述べなさい」というように曖昧な指示の場合があります。この場合の書き方を説明しましょう。

「AIが人類を脅かすと言われているが、それについてあなたの考えを示しなさい。」

このように曖昧なテーマの場合は、まず自分の論点を示します。

「AIは、開発が進み今後が期待できるものであるが、一方で人にとって脅威になると言われている。人の仕事の多くをAIが奪ってしまうというのは考えただけで恐ろしいことだ。」

冒頭でAIの脅威について「人の仕事を奪う」という点から論じていくということを明示します。

同じパターンとして、課題文が与えられ、

「筆者の意見についてどう思うのか論じなさい」

というものもありますが、これも同様に考えましょう。

課題文が与えられた場合は、筆者の意見を読み取る必要があります。それには文章を要約する力を身につけることが必要となります。
要約についてはこちらをご覧下さい。
小論文試験がある人は、必ず要約の練習をしてくださいね。
論点を示すと読み手は冒頭を読んだだけで「この小論文のポイントはこれだ」と理解できるのです。読み手に論点を示すことで、小論文は読みやすくなり良い印象を与えることにもつながります。

まとめ

冒頭で自分の意見を明確に示すのは、小論文の大原則とも言えます。しかし、ただ自分の意見を書くだけではなく工夫しましょう。他の人と同じ書き出しでは、試験官に「他の人と同レベル」と見られてしまうかもしれません。そのような印象を与えてしまうと、高得点は期待できないといっても過言ではありません。
自分は独自の視点で考えているということを読み手にアピールすることが大切なのです。