クニマスは生きていた!読書感想文の書き方

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クニマスは生きていた!読書感想文の書き方

2018年度の小学校高学年の課題図書の一つ『クニマスは生きていた!』の書き方を解説していきます。

『クニマスは生きていた!』の著書池田まき子さんは、キャンベラ在住の児童書ノンフィクション作家。この本の内容は少し難しいかもしれませんが、とても読みやすいので、一気に読めてしまうでしょう。

生涯をクニマスと共にした三浦久兵衛さん、そして久兵衛さんが亡くなった後に意思を引き継いだ息子さんの久さんのクニマスに対する思いを感じ取ってくださいね。

クニマスは生きていた!のあらすじ

あらすじが分からなければ読書感想文は書けませんね。この本は物語文ではありませんので、あらすじをまとめるのは少し難しいかもしれません。そこで、箇条書きがオススメ。大切だと思われることを順に箇条書きにします。

『クニマスは生きていた!』のような説明文では多くの場合、「目次のタイトル=その章の重要な部分をまとめたものである」という点に注目してください。つまり、目次のタイトルを見れば重要なことが一目でわかるというわけです。

1.三浦久兵衛さんは代々クニマス漁師をしている家で生まれた。
2.子供の頃から田沢湖で遊び、魚を取っていた。
3.田沢湖には辰子姫伝説がある。湖の深い場所に子供たちが行かないようにするため語り継がれてきた伝説だ。
4.田沢湖がダム湖になり玉川から酸性の水が流れ込んできた。
5.湖からクニマスや他の魚がいなくなった。
6.山梨県の本栖湖にクニマスがいるという情報が寄せられた。調査の結果、クニマスの卵が山梨県に送られていたことがわかる。
7.久兵衛さんは何度も山梨に通いクニマスを探した。
8.久兵衛さんはクニマスを見つけることなく亡くなった。
9.山梨県の西湖で「クロマス」と呼ばれていた魚が「クニマス」だということがわかった。
10.田沢湖に再びクニマスがすめるよう多くの人が努力している。

クニマスは生きていた!のテーマとは?

読書感想文の中心となるのがテーマです。テーマというのは作者が一番言いたいこと。つまり本の中心です。

本を読んでもテーマが分からない場合は、何度も繰り返して読むことをお勧めします。なぜなら、自分なりのテーマが見つからないと読書感想文の内容が薄いものになってしまうからです。

クニマスは生きていた!のテーマはいくつかありますが、主なものは次の通りです。

自然環境を守ることの大切さ

田沢湖の自然環境を守れなかったために多くの魚が姿を消しました。自然環境を守ることがなぜ大切なのか、そして今後はどうすればいいのか、その点から掘り下げていくと良いでしょう。

今後、あなたはどうすればいいのか、自然環境を守るために何ができるのかを書くと説得力のある読書感想文になります。

環境破壊による生態系への影響

今も、日本の国土の開発は続いています。その裏側で希少な動植物を絶滅に追いやっているのかもしれません。

現在でも、玉川の水は田沢湖に流れ込んでいます。玉川の毒水が流れ込んでいる限り、クニマスは田沢湖に戻れません。環境破壊の深刻な問題として生態系を乱すということがあります。その点について深く考えてみましょう。

クニマスは生きていた!の読書感想文を書く場合の構成例

『クニマスは生きていた!』の読書感想文を書くには、次のような構成で書いていくと良いでしょう。

①クニマスは生きていた!を読んで思ったことと、テーマを書く。
②クニマスは生きていた!のあらすじを簡単に書く。
③テーマに沿った具体例を挙げる。
④テーマについて考えたことを詳しく書く。
⑤テーマ再掲、本で学んだこと、教えられたことなどを書くと良い。

クニマスは生きていた!の読書感想文での具体例が難しいという人は多いかもしれません。環境問題をテーマとして選んだ場合、あなたが環境に良くないことをした、あるいは逆に良いことをしたなどという点から考えてみてください。

読書感想文を書くときに自分なりのテーマを見つけられると、個性的な内容となります。自分なりのテーマを見つける方法は、本をしっかり読み込むこと。

最低でも2回、できれば3回読むことと作者が何を言いたいのかがわかってきます。

まとめ

クニマスは生きていた!は説明文です。今まで、皆さんが書いてきた読書感想文はほとんどが物語文ではなかったでしょうか?

説明文では感想文を書きづらいと思っている人は多いかもしれません。しかし、説明文にも物語文に負けないくらいのドラマが見られることもあります。

物語文は作者個人の思いにあふれていますが、説明文の主人公は実在する人であり、そこで描かれる「あふれる思い」は実在する人のものです。つまり説明文は客観に書かれているというわけです。

実は客観性のある文章の方が、内容がつかみやすく読みやすいので、その分読書感想文も書きやすいと言えるでしょう。一度、説明文の読書感想文に挑戦してみませんか?