通塾だけじゃダメ!成績を伸ばしたい保護者がすべき3つのこと

中学受験 小学生
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通塾だけじゃダメ!成績を伸ばしたい保護者がすべき3つのこと

中学受験のために進学塾に通うことを決めた場合、保護者がやるべきことは次の3点です。

  • お子さんの週間、月間スケジュールの管理
  • 進学塾の宿題の進捗状況の管理
  • 志望校対策に必要な学習の選択

これらをどう行えば良いかを1つ1つ解説していきますね。

この記事の寄稿者情報

茅ヶ崎国語塾主宰
茅ヶ崎国語塾主宰 田中弘子先生

公立小学校教師を経て、大手通信添削会社Z会で最難関大学受験コース(東大、京大コース)の現代文と小論文の添削を担当。その後、大手出版社小学館で学習教材の制作に携わったのち、大手中学受験進学塾SAPIXの国語教師を経て、茅ヶ崎国語塾を主宰。国語のつまずきの原因を探り、スモールステップで授業を行うことにより、国語が苦手な生徒の学力を劇的にUPさせてきた。

お子さんのスケジュールを週ごと月ごとに管理しましょう

お子さんが進学塾に通い始めたら、お子さんの週間、月間スケジュールを管理する必要があります。

週間スケジュールの管理とは

たとえば、SAPIXに通う場合、5年生は、月、水、金に授業があります。SAPIXがある曜日は、物理的に宿題や家庭学習を行う余裕がなくなります。

そこで、塾のない日に何をどのように行うかを考える必要がでてきます

たとえば、ピアノ、バレエなどのお稽古事をしている場合や、サッカー、水泳などのスポーツクラブに通っている場合、お稽古事やスポーツクラブをどうするのかという切実な問題がでてきます。せっかく小さいころからやってきたので、中学受験まで続けたいとお考えになる保護者の方々が多いのですが、志望校によっては、お稽古事やスポーツを断念しなくてはいけないケースもあります

志望校の入試で求められる力をお子さんが身につけるために、何時間くらい必要なのかを入試日から逆算し、塾のない日にどのくらい取り組むことができるのかを計算すると、お稽古事やスポーツクラブを継続できる余裕があるかどうかがわかります。

月間スケジュールの管理とは

進学塾は、組み分けテストや志望校合否判定テストなどが予定されています。

また、通塾している塾以外の外部模試を受ける必要もあります。塾の予定と学校の行事予定を相関させ、勉強のスケジュールをたてます。

たとえば、学校の運動会が近づいてくると、運動会の練習や準備でお子さんの帰りが遅くなりますので、通常通りの勉強がしにくくなりますし、遠足の日に塾内のテストがあるときは、体調を整える必要があります。

行事予定や家庭のお出かけを考慮し、お子さんの体調がいつも良い状態になるように、勉強量を調整してください

進学塾で課せられる宿題の進捗状況を管理しましょう

進学塾に通うと、必ずどの教科も宿題がでます。

この宿題をどのようにこなしていくかが、一番大きな課題です。

前述した週間スケジュールにも関することですが、1週間の中で、何をどのようにやっていくかを保護者が決めてあげましょう。

中学受験の場合、お子さんが自主的に学習することはほとんどなく、基本的には親の受験といえます。保護者がどこまでお子さんの宿題にかかわることができるかが求められます

宿題のやりかた、勉強の仕方のコツは、やるべきことの視覚化と細分化です。

やるべきことの視覚化

やるべきことを視覚化

付箋やスケジュール表、ホワイトボードなどを使って、一日にやるべき学習の内容と量を明確に示します。そして、やったこと、とりくんだことも視覚化します。

たとえば、付箋にやる内容を書いてあったら、取り組んだら付箋をとる、あるいは、スケジュール表に書いてある内容をやったら、そこを塗りつぶすなどの方法があります。やったことがきちんと見えること。これが大切です。

やるべきことの細分化

細分化とは、毎日コツコツ継続できるように勉強量を細かく分けることです。一教科を空いている曜日に集中して何時間もやるよりも、毎日4教科やるように一日のスケジュールを組むとよいでしょう。

たとえば、朝起きて朝食までの隙間時間に漢字、計算を行う、夕食前の30分は社会の一問一答を行う、夕食後から睡眠まで2時間ほどあるならば、算数の文章題をじっくり解く、などの方法があります。

このような学習を、365日、毎日取り組むことが重要です。習慣化された歯磨きと同じで、歯磨きしないと気持ち悪い=勉強しないと気持ち悪いと感じるまで学習を習慣化してしまうことが大切です。

習慣が身につくまでに60日かかるそうですから、進学塾に入って、しばらくはとても大変な毎日となります。

最初に一日のスケジュールをたてるとき、内容を詰め込みすぎないことが継続するコツです。

志望校対策に必要な学習の選択をしてあげましょう

志望校の過去問題集をみて、算数や国語で出題されていないジャンルや単元の学習が塾の宿題に出た場合、思い切って削ることも必要です。

中学受験進学塾は、小6の秋ごろから始まる学校対策授業になるまでは、どの学校にも対応できように万遍なく学ぶカリキュラムになっています。

しかし、たとえば、国語で全く詩が出題されないならば、詩の学習は省略できますし、文法問題が全く出題されないならば、文法問題に時間を割く必要はありません

志望校の過去問で出題されているものは手厚く、出題されていないものは「間引く」意識が必要です。

その意味でも、志望校を明確に決めて、志望校の出題にあう学習スケジュールをたてることが非常に重要なのです。

このように、塾に通って終わりではありません。お家の方が協力して、初めて乗り切れるのが中学受験です。ただし、これらの3つをきちんと行うことで、成績は伸びていきますよ。